株式などより低リスクでありながら、
銀行預金などより高い利回りで大きな利益を得られる事から、
ここ最近ソーシャルレンディング注目されています。

 

しかし、ソーシャルレンディングサービスを提供している
代表取締役社長である白石伸生氏によると、
この金融システムではそれだけでなく、
社会貢献もできる投資を行う事が可能であるとの事です。

どのようにしたらソーシャルレンディングで社会貢献が可能になるのか、
また投資家も資金を必要としている人も双方が
幸せを感じる金融システムとはどのようなものなのかを分析していきます。

社会貢献性を感じる金融システムとは

手持ちの資金を運用したいと思った時、
まずはその金融商品の信頼性や利回りといった、
リスクやリターンを考える事が一般的です。

豊富な資金を持っている投資家でも、
少額をこつこつ運用したい投資家でも、
これは最も重要なポイントです。

しかし、近年注目の金融システムの一つである
ソーシャルレンディングのサービス運営会社の一つ
みんなのクレジット』代表取締役社長である白石伸生氏
インタビューから、自身の資産を増やすといった個人的な満足だけでなく、
社会貢献性という面からもやりがいを持つ事ができる
金融システムを作る事ができるという事がわかりました。

そもそもソーシャルレンディングとは、
インターネットを通して、資金が必要な人と、
資金を持つ投資家とを結ぶシステムです。

従来では銀行などの金融機関が投資家から資金を集め、
資金が必要な人に融資を行ってきました。

このシステムでは、融資相手の審査などは
銀行が行うため、投資家である預金者は貸し倒れなどの
リスクを負う事が少ない反面、金融機関が負ったリスク分の
利益を差し引いたものが投資家に渡るため、
莫大な利益を得るという事もあまりありませんでした。

また、株式などでは市場の動向に左右されるため、
逐一動向を気にしなければならず、大きな利益を得る
可能性はあるものの、気軽に利用できるものではありませんでした。

ソーシャルレンディングは、ローリスクミドルリターンで運用でき、
かつ社会貢献もできる金融システムとはどのようなものなのかを分析しました。

投資でウィンウィンの関係作りを

現在、ソーシャルレンディングにおける投資対象は
企業である事が日本では一般的です。

しかし、先駆者であるイギリスやアメリカでは、
海外留学生などの個人を対象としたものが数多くあります。

しかし日本では総量規制などの、借入総額を年収の3分の1までに
制限する壁があるため、資金を必要としているのに借りる事が
できないといったケースが多くあります。

むやみに借り入れを行う事を避けるための措置ですが、
生活を立て直したいなど一時的に
資金が欲しい人が調達しにくいのが現状です。

白石伸生氏自身、学生時代に立ち上げた事業で
資金が必要となった際に、銀行からの融資が
受けられず苦労した経験があるとの事です。

『みんなのクレジット』を立ち上げる際には、
そうした融資を受ける事ができない人たちを
救済したいといった思いもあった事も語っています。

そのため、社会貢献性をもった金融システムを
作り上げる事は、白石氏の思いでもあります。

今ではベンチャー企業が台頭し、以前よりは
起業するにはやりやすい環境といえます。
とはいえ、それがすべての個人事業主に通用しているわけではなく、
まだまだ資金不足に悩む人もいます。

『みんなのクレジット』では、個人の投資家が
そういった個人に投資し社会貢献を行う事ができ、
資金を得た人も幸せになるといった、
いわばウィンウィンの関係を築く事ができるような
金融システム作りを開発し、2017年に運用開始する事をめざしています。

海外投資でも社会貢献できるシステム

日本では、投資対象は企業である事が一般的ですが、
その中でも不動産関連の企業である事が数多くあります。

日本国内の不動産業者である事が多いのですが、
同じ不動産関連でも開発や不動産取得など、
案件によってその内容も様々です。

ソーシャルレンディングの運営会社によっては、
海外の不動産関連の案件を持っているところもあります。

白石伸生氏は、この不動産関連の投資でも
社会貢献性を持たせる事が可能なのではないかと考えています。

例えば、新興国に対する投資もその一つです。

東南アジアなどへの設備投資を行う資金を
ソーシャルレンディングサービスによって集める事により、
融資できるようにするものです。
これにより、投資家は海外援助を行う事が可能になります。

ソーシャルレンディングでは、投資の初心者がとりあえず
始めてみようと口座を開く事も少なくありません。
白石伸生氏は、そういった投資家に、投資によって
利益を得るという事と同時に社会貢献をする事も
できるという事を知ってもらい、日本でも社会性を持った
投資家を育成していきたいと考えています。

また白石氏は、投資家の不安を解消するために、
案件の安全性を確保する事も必要であると考えています。
そのため、単に貸し付けを行うのではなく、
貸付の際には事前に不動産や有価証券といった
換金性のあるものでの担保を要求しています。

資金を運用したい人も借りたい人も、
双方が幸せになれる事が、
社会貢献性のある投資になると白石氏は考えているからです。